30代・40代になると仕事にも慣れた頃で次第に責任ある立場を任されたり、あるいは転職したり、特に女性は結婚や出産でライフスタイルが大きく変わる年代です。
この記事では、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2018年に行った「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2018」(n=1000)を参考に、30代・40代の金銭感覚について興味深いデータをピックアップしてご紹介します。
毎月自由に使えるお金の平均額
出典:20代よりも“インスタ映え”消費に積極的?変わる30代・40代の金銭感覚|ビンカンステーション
30代・40代に毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、全体の平均額は31,895円となりました。
30代になるとすでに結婚されている方も多く、未婚者は39,122円、子どものいない既婚者は36,204円、子どものいる既婚者は24,083円となり、子どもがいるかいないかで結果に差が出ました。
お小遣いよりも養育費などが必要なためか、未婚者よりも既婚者の自由資金は少ないということです。
年代別に見ると、年代が上がるにつれ余裕資金が増える傾向にありますが、年代というよりも未婚か既婚かで自由に使えるお金に差が出るという結果になっています。
現在の貯蓄額
出典:20代よりも“インスタ映え”消費に積極的?変わる30代・40代の金銭感覚|ビンカンステーション
30代・40代の現在の貯蓄額については、貯蓄できていないとする「0万円」が17.1%と、およそ6人に1人の割合でみられ、また、「1万円~50万円以下」が26.2%、「50万円超~100万円以下」が12.1%で、それらを合計した貯蓄額100万円以下は55.4%と半数以上を占める結果となりました。
その一方で、「500万円超~1千万円以下」が10.1%、「1千万円超」が11.1%という偏りもみられ、貯蓄額の調整平均(※3)は247万円でした。
年代別に見ると、やはり年代が上がるにつれて貯蓄額は増えていく傾向ですが、40代になってからはほぼ横ばい(40代前半323万円→40代後半310万円)で推移していることがわかります。
子供の成長や住宅購入などライフイベントが重なる時期は貯蓄が難しいといわれますが、それを裏付けている結果となっています。
自己投資やスポーツ・運動にかけている支出額
出典:20代よりも“インスタ映え”消費に積極的?変わる30代・40代の金銭感覚|ビンカンステーション
資格取得や勉強などの自己投資やスポーツ・運動に毎月支出しているか聞いたところ、<自己投資>に支出している割合は22.2%、平均額は9,643円<スポーツ・運動>に支出している割合は21.6%、平均額は5,930円となりました。
30代・40代になるとスキルアップのための資格取得や、美容などの自分磨きに対しても毎月お金をしっかり使っているということがわかります。
まとめ
今回の調査では、年代別や既婚・未婚、子どもの有無でリアルな差が見えてきました。
ライフステージの変化のために、早いうちから資産運用して備えておくと安心です。