投資の格言





古くより言い伝えられてきた「投資の格言」は、群集心理がよく表されたものでもあります。

投資を行う際に、わたしたちトレーダーが肝に銘じておくべき相場の格言をまとめてみました。

人のいく裏に道あり、花の山

誰も見ない、誰も行かないような所にこそチャンスがある、という意味です。

投資の格言としておそらく一番知られている言葉であり、わたしが一番好きな格言でもあります。

『麦わら帽子は冬に買え』という言葉も、同じ意味で使われます。

人と同じことをやっていたのでは、いつまでたっても利益は得られないということであり、「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」ということです。

投資の世界だけではなく、人生全般に当てはまる奥の深い言葉だと思います。

待つも相場

わたしがFX初心者で、いわゆる『ポジポジ病』に悩まされていた頃、この格言を呪文のように唱えていました(笑)。

チャートを見ていると、すべてがエントリーチャンスのように思えてしまったのです。

投資の世界は、「売り」「買い」「何もしない」という3択です。

特に先行きが不透明な相場環境の時には、エントリーを見送り、様子見をすることも大事であり、売り買いだけが相場ではないということです。

噂で買って、事実で売る

噂の段階では、期待感で相場が上昇しますが、事実として発表されるまでには相場に織り込み済みとなり、事実が発表されると材料出尽くしから相場は下がるという意味です。

FXでいうと、良好な経済指標などにより、アメリカの利上げ観測が高まると、期待感からドルは買われる傾向にありますが、FRBがFOMCの声明で「利上げ決定」を正式に発表した途端にドルは売られる、ということが往々にして起こります。

半値戻しは全値戻し

高値から一旦値を落とし、底を打った後に下げ幅の半分程度の値まで戻せば、その勢いのまま元の水準の高値まで戻すことが多いという意味です。

また、一度下げた相場で半値まで戻せば欲張らずにそこで利益確定した方がいい、という意味でも使われます。

押し目待ちの押し目なし

押し目とは、上昇トレンドにおける調整的な小幅な下げを言います。

この押し目は絶好の買い場となりますが、押し目のチャンスを待っている時には強い地合いが続いて押し目はなく、高値掴みをしてしまうこともあるという意味です。

同じような意味で、下落トレンドで使われるのが『戻り待ちに戻りなし』です。

頭と尻尾はくれてやれ

投資では、底値で買って天井で売ることは不可能に近いものです。

相場の天井から大底までを1匹の魚にたとえ、頭と尻尾は他のトレーダーにあげて、自分は一番おいしいお腹の部分だけをいただこう、という余裕が大切であることを表した言葉です。

利食いは腹八分

上昇トレンドの中にあると、「まだまだ上がるかも」という欲が出てきて、「もう少し待とう」と、なかなか決済ができないものです。

そうこうしている内に相場が反転し、利益になっていたポジションでさえ、逆に損失になってしまうということにもなりかねません。

欲をコントロールすることはなかなか難しいことですが、「これだけ利益が出たのだから、もう十分」という気持ちで、こまめに利益確定をすることが大切です。

落ちてくるナイフはつかむな

相場が急落した時、値ごろ感から買いエントリーをすることは、落ちてくるナイフをつかむようなものでケガをする。そのような相場では、ナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったことを確認してから買え、という意味です。

悪い材料が出た時のリスク回避とは、すべてをなぎ倒す威力がありますので、昨今の北朝鮮情勢の緊迫化の中でよく使われた言葉です。