銀行預金も投資のひとつ





わたしが銀行で窓口業務をしていた時、

「投資なんて危ないから、とりあえず定期預金に預けておく。」

「投資なんて損するに決まってるから、定期預金しかやらない。」 って良く聞きました。

実は、銀行預金も「投資」であることに気付いてない方が多いようです。

銀行の定期預金は年利0.01%の投資商品

年利0.01%の定期預金に100万円預けても、1年で100円しか利息は付きません。

ここから20%の税金が引かれるので、受け取れるのはペットボトルのお茶1本すら買えない金額になります。

銀行預金は100万円預けると、1年後に80円が受け取れる投資なのです。

定期預金はノーリスクなのか

難しい話になりますが、インフレになればお金の価値が下がり、リスクがないと思われている定期預金に預けていても、実質的に目減りすることがあります。

かつて、私が子供の頃は、自動販売機の缶ジュースは大体が100円で売られていました。

今は、120円になっています。

さらに、さかのぼると、昭和40年代(約50年前)の大卒の初任給は4万円程度だったのです。

これが、インフレーション(インフレ)といわれるもので、物価が上昇=お金の価値が下がったということです。

今現在、銀行に100万円を預けているとして、20年後に預けた100万円(+わずかな利息)という金額は変わりませんが、物価が上がって缶ジュースが200円になっていたとしたら、100万円で買えるものが減ってしまっているわけですから、100万円の価値が落ちてしまったということです。

日本銀行は2%のインフレ目標を掲げていますので、今後インフレが進んで、お金の価値が実質的に目減りしてしまう可能性が高いのです。

お金を寝かしたままにしておくことも、思わぬリスクとなっているのです。

余談

あと、よく聞かれたのは、「元本割れは絶対に嫌だけど、金利の良い商品はないか?」というようなことです。

「ありません!」何てことはきっぱり言えないので、うまい具合に投資信託や保険の話に持っていくのが、銀行員の腕の見せ所です。

(ただ、今は銀行も、お客さまに損をさせて訴訟を起こされるのが怖いので、リスクを取りたくないという方には元本割れの金融商品は積極的には勧めません。)