2018年が始まりました。
相場の格言に「戌笑う」というものがあります。
1950年からの戌年の日経平均株価を見てみても、上昇が勝ち、下落が負けとすると、勝敗は4勝1敗となっています。
まさに、笑いが止まらない1年にしたいですね。
今年1年、FX・投資に関係する、政治経済の注目イベントについて確認しておきましょう。
2018年の政治経済イベント
1〜3月
1月20日
トランプ米大統領就任1年
トランプ政権誕生から1年が経ちます。
公約で掲げた医療保険制度いわゆる「オバマケア」の撤廃や、メキシコ国境沿いの壁の建設などはいまだに実現できていません。
また足元では、与野党の激しい対立や、「ロシア疑惑」を巡る捜査など、今後も厳しい政権運営が続くことになりそうです。
1月22日
日銀、金融政策決定会合(~23日:展望リポート公表)
世界の中央銀行が金融政策の正常化へと舵を切る中、引き続き金融緩和路線を取り続ける日銀ですが、黒田総裁の任期中に、金融緩和の出口戦略について示されるかが注目されます。
1月25日
ECB、金融政策決定会合
1月30日
FRB、FOMC会合(〜31日)
2月3日
FRBイエレン議長任期満了、パウエル新議長体制がスタート
米連邦準備制度理事会(FRB)で、議長がイエレン氏からパウエル氏に交代します。
2018年の利上げは3回と予測されており、基本的には、景気拡大に沿って緩やかなペースで利上げを進めていくという、現行政策を継続の見込みとなっています。
しかし、弁護士出身のパウエル新議長の手腕は未知数であり、今後どのような金融政策の舵取りを行っていくのかが注目されます。
2月8日
北朝鮮、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の創建記念日
2018年も引き続き、北朝鮮リスクについて警戒されるものとみられます。
過去の例から、北朝鮮の国家的な記念日に近いタイミングで、核実験やミサイルの発射実験を繰り返しています。
国際社会への挑発行為がエスカレートしないことを願うばかりです。
2月9日
平昌オリンピック(〜25日)
3月4日
イタリア総選挙
世論調査では、どの政党も過半数議席を獲得できない可能性が示されていますが、EU懐疑派の新興政党「五つ星運動」が支持率約28%とトップ、次いでジェンティローニ首相が所属する与党民主党(中道左派)が約23%、フォルツァ・イタリア(中道右派)が約16%、右派の「北部同盟」「イタリアの同胞」がそれぞれ13%、5%となっています。
イタリアの債務総額は、ユーロ圏ではギリシャに次いで2番目に大きくなっていますが、各政党が掲げる政策は債務削減ではなく、減税や歳出拡大となっており、選挙後に実際にこういった政策を行えば、ユーロ圏の新たな不安定要素になりかねません。
3月8日
ECB、金融政策決定会合
3月8日
日銀、金融政策決定会合(〜9日)
3月18日
ロシア大統領選挙
3月20日
FRB、FOMC会合(~21日:議長会見)
パウエル議長最初のFOMCとして、その会見が注目されます。
3月29日
英国EU離脱正式通告から1年、2年間の交渉期間は残り1年に
4月〜6月
4月8日
日銀黒田総裁任期満了、続投か新任か
4月26日
ECB、金融政策決定会合
4月26日
日銀、金融政策決定会合(〜27日:展望リポート公表)
5月1日
FRB、FOMC会合(~2日)
6月8日
G7サミット(カナダ、~9日)
6月12日
FRB、FOMC会合(~13日:議長会見)
6月14日
ECB、金融政策決定会合
6月14日
日銀、金融政策決定会合(~15日)
6月14日
サッカーW杯(ロシア、〜7月15日)
6月22日
OPEC総会(オーストリア)、協調減産を維持できるか
7月26日
ECB、金融政策決定会合
7月30日
日銀、金融政策決定会合(~31日:展望リポート公表)
7月31日
FRB、FOMC会合(~8月1日)
7月〜9月
8月
ジャクソンホール会議
9月9日
北朝鮮、建国70周年記念日
9月13日
ECB、金融政策決定会合
9月15日
リーマンショックから10年
9月18日
日銀、金融政策決定会合(~19日)
9月25日
FRB、FOMC会合(~26日:議長会見)
10月〜12月
10月10日
北朝鮮、朝鮮労働党の創建記念日
10月13日
日銀、金融政策決定会合(~14日:展望リポート公表)
10月25日
ECB、金融政策決定会合
11月1日
欧州連合発足25周年
11月6日
米国、中間選挙
11月7日
FRB、FOMC会合(~8日)
11月末
G20首脳会議(アルゼンチン)
12月13日
ECB、金融政策決定会合
12月18日
FRB、FOMC会合(~19日:議長会見)
12月19日
日銀、金融政策決定会合(~20日)