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仮想通貨とは
仮想通貨とは、紙幣や貨幣が実際には存在せず、インターネット上に電子的な情報だけが存在する通貨のことです。
「暗号通貨」「デジタル通貨」などとも呼ばれたりしますが、このサイトではわかりやすいように、日本で一般的に普及している「仮想通貨」という名称で統一しています。
仮想通貨は、普段持ち歩いている現金と同じように、日常の買い物や決済の手段として利用することも可能です。
近い将来、財布の中に現金やクレジットカードを入れて持ち歩く必要もなくなり、スマホ1台で完結できる時代になるかもしれませんね。
新しい技術なだけに、これからまだまだ伸びていく分野だと、個人的には思っています。
ビットコインとは
ビットコインは2009年に運用が開始された仮想通貨です。
世界で初めてビットコインでの取引行われたのは、2010年5月『1万ビットコインとピザ2枚』の交換だったと言われています。
当時のビットコインのレートは1セント以下でしたが、2017年12月には最高値1ビットコイン=230万円超を記録していますので、ピザ2枚と交換したビットコインの価値が230億円超になったということです。
買い物の際、ビットコインでの決済が可能
ビットコイン支払いに対応しているお店であれば、QRコードを発行すれば簡単に決済が可能です。
また、世界共通の通貨なので、海外でも円からドルへの両替などの煩わしいことをしなくても、ビットコインで支払いをすることができるのです。
取引履歴が公開されている
ビットコインの取引履歴は、全世界で公開されています。
つまり、どこで、どのような取引があって、どれくらいのコインが動いたというようなことが、世界中の誰でも知ることができるのです。
これによって個人が特定されるということはありませんが、この仕組みにより犯罪の抑止に繋がっていると言うこともできるでしょう。
マイニング(採掘)システム
ビットコインは、銀行などの中央機関を通さずに、直接1対1での取引が行われます。
そこで、必要となるのがマイニング(採掘)と呼ばれる作業です。
マイニングとは、非常に簡単に言うと帳簿合わせのような処理のことです。
通常、銀行に行って振り込み手続きを行うと、「自分の普通預金口座から出金⇒第三者の口座へ入金」という一連の取引の記録は銀行側で行います。
その記録は、通帳記帳をすることによって証明をすることができます。
また、利用履歴は通常本人にしかわかりません。
一方ビットコインは、世界中に分散して保存されている取引台帳と取引データの整合性を記録する計算処理が必要になります。
この作業には、膨大な労力が必要となりますので、ボランティアでは誰もやってくれません。
そこで、このマイニングと呼ばれる作業をやってくれた人に対して、報酬として新たに発行されたビットコインが支払われる仕組みになっており、この作業によりビットコイン取引全体の健全性が保たれているのです。
仮想通貨と電子マネーの違い
仮想通貨について勉強する前までは、「ビットコインって結局、WAON(イオンが発行する電子マネー)みたいなもんでしょ?」と思っていました。
しかし、仮想通貨には、電子マネーとの明確な特性の違いがあります。
円やドルなどの通貨と換金性がある
例えば、イオンに行って、1,000円をWAONカードにチャージしました。
一度、チャージした1,000円分のWAONポイントを、現金1,000円に換えることはできません。
チャージした現金1,000円は、イオンの店舗で使える1,000円分のWAONポイント(電子マネー)になったのです。
つまり、円と換金性がないということです。
一方、仮想通貨は「ビットコイン⇒円」というような取引ができ、円やドルなどの法定通貨と換金性があります。
発行元がない
電子マネーには発行元があります。
WAONであればイオンリテール、SuicaであればJR東日本が発行元となっています。
一方、上述の通りビットコインなどの仮想通貨には発行元がありません。
発行を管理する国や企業が存在せず、コンピューターによるマイニング(採掘)によって発行されるのです。
※現在、仮想通貨の種類は膨大に存在し、中には上記に当てはまらないものもあります。
わたしが仮想通貨投資を始めたきっかけ
わたしが仮想通貨投資を始めたのは、投資家仲間との飲み会の席である友人から 「仮想通貨で●億円利益確定した。」 という話を聞いたからです。
仮想通貨投資の世界では、通称「億り人」と呼ばれる投資で1億円以上の資産を作った人が、続々誕生しているそうです。
この現象は、2017年7月31日のNHKクローズアップ現代でも取り上げられ、話題となりました。
それまでは、ビットコインという言葉は聞いたことがあったものの、何となく怪しそうだし、よくわからないから食わず嫌いでいたのです。
しかし、自分の身近で起きたリアルな話を聞いて、乗り遅れてはいけない!と思いすぐに仮想通貨について調べました。
仮想通貨について勉強してみると、決して怪しいものではないことがわかりましたし、将来的な可能性も感じたので、少額の投資から始めました。
(ちなみに、前述の友人は普通のサラリーマンですが、仮想通貨投資で得た資金を元手に、1棟マンションを購入して、不動産投資でも安定した利益を上げています。)
わたしの仮想通貨の投資スタイル
わたしの仮想通貨の投資は「下がったら買い」のスタンスで、長期保有を前提として行っています。
2〜3年後まで保有し、上がっていたら売ろうと思っています。
なくなっても痛くない程度の金額での投資を行っていますので、感覚的には宝くじを買っている感じです。
仮想通貨は、短期間に暴騰と暴落を繰り返しますので、その値動きについて行こうと思ったら精神が消耗してしまいます。
仮想通貨の値動き
なぜ、仮想通貨の値動きは荒くなるのでしょうか。
以下のような要因が考えられます。
市場規模が小さい
一口に仮想通貨といっても、代名詞となっているビットコイン(BTC)からイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ネム(NEM)など様々な種類のものがあります。
その数、1000種類を超えます。
しかし、仮想通貨市場全体でも、まだまだ為替市場や株式市場には遠く及ばない時価総額です。
このことから言えるのは、仮想通貨市場にはまだまだ厚みがないので、短期間で上下に乱高下するという、不安定な値動きが起こるということです。
ルールが整っていない
株式市場には、「5%ルール」といって、上場企業の発行済株式総数の5%超を保有している株主(=大量保有者)は、内閣総理大臣に「大量保有報告書」を提出しなければならない、という決まりがあります。
これは、株式市場の透明性、公平性の確保と、投資家保護を目的としたルールです。
一方、仮想通貨市場にはこのようなルールはありません。
つまり、大量だろうが何だろうが好きなように売買ができます。
また、株式のようなストップ高・ストップ安などの値幅制限もありません。
そのため、大口の投資家による相場操縦も簡単にできてしまうのです。
仮想通貨の投資市場は、まだまだ未成熟だと言えますが、今後、本格的に法整備が進むことで、投資対象としての価値が高まり、これから市場規模が大きくなっていく可能性のある、成長市場だと考えられます。