「今の会社を辞めて、フリーランスとして自由に働きたいな。」と思ったことはありませんか?
そこで、会社員とフリーランスの両方を経験しているからこそわかる、会社員という職業のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
メリット
毎月決まった固定給が入る
会社員として働くメリットで一番大きなのものは、毎月固定給が入るということではないでしょうか。
会社員であれば、極端な話どれだけ仕事をサボっても、大きなミスを犯しても会社から給与として毎月決まった額が支払われます。
会社に守られているので、有給休暇や病気になった時の給与保障、退職金制度などの保障もあるので、安心して働くことができるという点も大きなメリットです。
世間体が保てる
私が会社員を辞めた時ものすごく感じたのが、会社員ではない職業に対する世間の風当たりの強さです。
世間一般的にはやはり、正社員として会社に勤めることこそが幸せなんだと思われているようです。
会社を辞めて自分の力で稼いでいくと決めたのですが、個人事業主として届出するまでは無職と同じ扱いをされます。
引っ越しをする時や、クレジットカードを作る時にも会社員で勤続年数が長い方が有利に働きます。
そんなこと気にならなければ問題ないのですが、ある程度覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
デメリット
無駄な時間を使う
毎日の満員電車での通勤には、本当に疲れてしまうという方も多いのではないでしょうか。
私も会社員として働いていた頃は、残業をしてやっと仕事が終わって帰れるとなっても、満員電車で帰宅するとなると疲れ果ててしまって、家に帰って何もする気が起きないという感じでした。
なので、家に帰ったらただ寝るだけで、またすぐ朝がやってくるという毎日の繰り返しでした。
そんな中で、将来のために何かを勉強したり、自己投資に使う時間を確保するのは相当なやる気がないと難しいといえます。
そうでなければ、ただただ無駄に毎日時間だけが過ぎていってしまいます。
付き合いが多い
会社員であれば社員の異動や入社・退職に伴って、歓迎会や送別会が開かれることが多いと思います。
それだけではなく、懇親会や打ち上げ、忘年会や新年会などもありますよね。
それら全てを断る勇気があれば問題ないのですが、会社の中で人間関係を円滑にするためにはそうはいきません。
その度に貴重な時間と無駄な出費が増えてしまいます。
どれだけの税金払っているか気付かない
会社員であれば、源泉徴収という便利な制度によって、あらかじめ給与から税金・社会保険料などが差し引かれた額が口座に振り込まれます。
これは国にとっては都合よくできた制度で、会社員がどれだけの額の税金を納めているのか自覚しづらく、支払った感覚がないのです。
その点、自営業者などは確定申告によって翌年に前年度の税金額を確定させて納付しますので税金の額を嫌でも把握することができます。
健康保険や年金などの社会保険料も同じで、毎年納付書が送られてくるので、その額の高さにうんざりします。
頑張って、頑張って働いて年収数千万円を稼いだとしても、ほぼ半分がこうして税金で消えてしまうことになります。
これを考えてみると、1年の内半年は税金のために働いていることになるのです。
話が逸れてしまいますが、日本人があまり政治に興味を持たないのは、このような源泉徴収の制度があることも一因なのではと考えます。
源泉徴収で知らない間に税金を引かれていて支払った感覚がないので、そのお金を国がどのように使っているのかも興味を持たないのかもしれません。
まとめ
会社員として働いていて不満を感じていると、マイナスのデメリットばかりに目がいってしまうかもしれません。
たしかに会社員は自由はありませんが、その分色々なメリットもあります。
その点を踏まえて、会社員として仕事を続けるのか、フリーランスとして働くのかを決めてみてください。