自動売買機能とは、FX取引の基本となる「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」を発展させた注文方法です。
この値段で買って(売って)、この値段で売る(買う)という一連の注文をあらかじめ出しておき、あとは待っているだけで、その値段になると、自動的に自分が思ったシナリオ通りの順番で注文が約定されるという便利な機能です。
IFD(イフダン)
自動売買の一番基本となる注文方法です。
イフダンとは、「もし約定すれば」という意味であり、指定した金額で新規約定すれば、自動的に決済注文まで出してくれるという機能です。
もちろん、相場が指定していたレートまで動かなければ、約定することはありませんし、1つ目の注文が通らない限り、2つ目の注文が約定することもありません。
朝の出勤前に注文を出しておき、お昼休みに取引画面をチェックすると、新規約定から決済までが自動で行われていた、ということもありますので、頻繁に取引画面を見られない方には便利な機能です。
イフダンでの決済の注文は、利益確定のための「指値注文」と、損切りのための「逆指値注文」のどちらにも使うことが可能です。
OCO(オーシーオー)
OCOとはOne Cancel the Otherの略で、同時に二つの注文を出しておき、一方の注文が通ったらもう片方の注文は取り消されるというものです。
例えば、①110円の売りと②108円の買いの二つの注文を出しておき、①110円の売りが新規約定すれば②108円の買いは自動的にキャンセルされます。
また、OCOは決済の注文にも使えるので、新規のポジションを持った後に、利益確定と損切りの注文を同時に出すことができます。
IFO(アイエフオー)
IFOはIFDとOCOを組み合わせたもので、指定した金額での新規約定から、利益確定と損切りの注文までが自動で行われるものです。
新規注文が通らない限り、決済注文が約定されることはありません。
また、決済注文で「利益確定」「損切り」のどちらか一方が約定したら、もう一方の注文は自動的にキャンセルされます。
実際、わたしの周りでうまく利益を上げているFXトレーダーは、このIFOを上手に使っている方が多いと思います。